どうもこんにちは、relaxo(@relaxo_tbc)です。
ZBrush御本家様は2021にアップグレードしたばかりなんですが……
まだ2020の機能を使いこなせていないので、時代の流れにはのんびりと乗っかりつつZbrushと仲良くしていきたいと思います。
https://oakcorp.net/pixologic/zbrush2020/
pixologic公式で紹介されている2020からの新機能「Morph UV 上でスカルプト&ペイント」と「カラーによるポリペイントの調整」を使いました。
3Dソフトをガッツリ使い始めたのがZBrushからなので「UV展開」がイマイチ分からなかったので、勉強しつつ進めました。
その結果……
ぐらいのレベルなので間違っている可能性があるんですが、UV展開初心者に寄り添った内容になっていることかと。
3DメッシュをUV展開する(UVマスター)
【新しい刀剣男士公開 包丁藤四郎(ほうちょうとうしろう)】(2/2)
「包丁藤四郎だぞ! 好きなものはお菓子と人妻! よろしくー!」(cv.宮田幸季) #刀剣乱舞 #とうらぶ pic.twitter.com/JFblAz1jLG— 刀剣乱舞-本丸通信-【公式】 (@tkrb_ht) October 17, 2016
「包丁くんのブーツの折り返し」の作例で見ていきましょう。
このブーツの折り返しにポリペイントを施したい。
ZPlugin > UV Master > Unwrap をクリックしてから「Flatten」をクリックすると、
UV展開するハズなのだけれどエラー発生。
どうやら
・サブディビジョンレベルがあるとUV展開できない
・ポリゴン数が大きすぎるとUV展開できない
(推奨ポリゴン数:100〜150,000ポリゴン)
http://docs.pixologic.com/user-guide/zbrush-plugins/uv-master/
サブディビジョンレベルを持ったままUV展開するには「Work on Cloneユーティリティ」の使用が必須のようです。
と、いうことで今回は
・ポリゴン数を下げる
・サブディビジョンレベルを持たない
状態にして再チャレンジしてみました。
(「Work on Cloneユーティリティ」を不使用です)
元々のポリゴン数が「98304」だったのを、
ZRemesher ⇒ プロジェクション投影で、ポリゴン数を「13888」まで下げました。
サブディビジョンレベルを削除して準備完成です。
ZPlugin > UV Master を開き
①Unwrapをクリック
②Flattenをクリック
UV展開できました!
開いたら閉じます。
ZPlugin > UV Master > Unflatten をクリック。
もとの3Dメッシュの状態に戻りました。
ここまでが Morph UV をつかう下準備になります。
Morph UV(モーフUV)をつかってポリペイントしてみる
Tool > UV Map > Morph UV をクリック。
すると……
Morph UV(モーフUV)として展開できました。
スカルプトやポリペイントを施すことができます。
(smoothブラシなど一部使えないブラシがあります)
http://docs.pixologic.com/user-guide/3d-modeling/sculpting/sculpt-paint-in-morph-uv/
ポリペイントで試し書きしてみました。
Morph UV をオフにすると、こんな感じ。
ポリペイントが反映されています。
包丁くんの折り返しにポリペイントします。
できました!
入り組んだ形状のものにポリペイントやスカルプトできるので使える機能です。
Adjust Colors をつかって簡単にカラーリングを変更
包丁くんのブーツの折り返しは、左右でカラーリングが違います。
そのため
Tool > Polypaint > AdjustColors をクリック。
こんな感じのウインドウが出てきます。
下部のカラーパラメーターをいじってカラーリングを変更しました。
完成しました!
使いこなせると表現の幅が広がりそうな機能たちでした。
◆追記です
バッグのカバー部分をUV展開してから、Morph UV(モーフUV)上にテクスチャをスポットライト転写してみました。
・サブディビジョンレベルなし
・ポリゴン数控えめ
な状態からUVマスターでUV展開しました。
UV展開したのち閉じてから、3Dメッシュの状態で「サブディビジョンレベル」を5段階あげました。
Morph UV(モーフUV)で開くとこんな感じ。
千鳥柄のテクスチャを用意してスポットライト転写をします。
転写の仕方は下記にまとめてあります。
転写できました!
均一にバシッと貼れるので便利です!