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【ZBrush】BPRフィルターの使い方【レンダーセット】

どうもこんにちは、relaxo(@relaxo_tbc)です。

relaxo
relaxo
レンダーセットって面白いな~……ややっ! なんぞこれ!?
D猫さん
D猫さん
どうしたの?
→→→→→ 

 

relaxo
relaxo
レンダーセットで遊んでたらこうなった……
D猫さん
D猫さん
デフォルトの設定のままの、レンダリングに満足できない場合にはBPRフィルターのパラメータを弄る必要があるよ
relaxo
relaxo
そうだったのか!

レンダーセットについてはこちらに記事がまとまっています。

【ZBrush】レンダーセット74種をぜんぶ試してみた!「ZBrush」の、「レンダーセット74種」を全部試してみました。 ...

 

本記事では「ZBrush」で、BPRフィルターの使い方について解説します。

 

ざっくりレンダーセット→BPRフィルターについての流れ

relaxo
relaxo
大まかな流れを説明するよ~

レンダリングしたいモデルに「BPR」をオンにしておきます。

ライトボックス内のレンダーセットを開いて「Abstract」をクリックします。

すると、すぐにレンダリングされます。

これだと、ちょっと原形を留めていないので……

Render > BPR Filters を開きます。

するとF1~F12と書かれたトグルボタンが出てきます。

F6と書かれたトグルボタンをクリックすると、開くことができます。

此処にはPhotoshopで言うところのレイヤーフィルターが入っているので、そのパラメータを弄ると、

こんな感じでレンダリング結果を変えることが出来るのです。

relaxo
relaxo
レンダーセットの結果に満足できない時には、「BPR Filters」のパラメータを弄ればオッケーってことだね!

BPRの設定方法

D猫さん
D猫さん
それではBPRフィルターについてもう少し深掘りしてみよう

モデルを用意します。

Render > BPR RenderPass > BPR をクリック。

少し陰影がはっきりとしました。

ライトボックス内のMaterialを開いて、「NPRShade」をクリック。

マテリアルが変更されて影にも変化がつきました。

Render > PreviewShadow内の「DeepShadow」と「FlatShadow」の2つのボタンをオンにします。

濃い影(フラット影)も追加されました。

顔周りのおかしな影を調整するために、ライトの位置を変えて出ないようにします。
顔の左側に光源を持ってきています。

「BPR」をクリックしました。

フラット影もレンダリングに含みたいので、

Render > RenderPropertiers の「FlatShadow」もオンにします。

そして「BPR」をクリックすると、

分かりづらいのですが、フラット影も含んだレンダリング結果となりました。

ここまでがBPRの下準備となります。

D猫さん
D猫さん
よく分かんないなー難しいなーって時は、特に設定をしないで「BPR」をクリックするだけでもOK!

BPRフィルターとは

それではレンダーセットにも格納されている「BPR Filters」についての解説をします。

relaxo
relaxo
ここまで長かった……

今回はレンダーセットがない状態での「BPR Filters」について見ていきます。

D猫さん
D猫さん
「BPR Filters」はレンダーセットの使用の有無にかかわらず設定をすることができるんだ

Render >BPR Filters を開きます。

するとF1からF12と書かれているトグルボタンが出てきました。

トグルボタンの一つをクリックします。

FilterやBlendMode などを設定するとパラメータが出てきました。

Photoshopで言うところの「レイヤー機能でフィルターをかける」ことができます。

F1が一番下でF12が一番上のレイヤー構造になっています。
フィルターを下から重ねて効果を出していくことができます。

D猫さん
D猫さん
トグルボタンが、●だとない状態、◎がフィルターがある状態だよ
relaxo
relaxo
よく分かんない時はクリックしてみると、中にフィルターの有無が分かるハズ

それではFilterを「Sharpen」にしてみます。

真下のパラメータを左右するとフィルターの掛け方を調整できます。

少し画面がシャープになりました。

つぎはFilterを「Displace」にしてみます。

フィルターが粒状になりました。

つぎはFilterを「OutlineEdge」にして、OutlineEdgeのパラメータを-100まで振りきり、BackColorを青にします。

アウトラインが青に置き換わりました。

relaxo
relaxo
この効果、可愛いのでは?

つぎはFilterを「Texture」にして、アルファ画像を選択します。

全部にアルファ画像が被せられました。

一番濃い影にだけアルファ画像を乗せたいので、「Shadow」のパラメータを1に振り切ると、

影のみにアルファ画像を適応させることができました。

relaxo
relaxo
鉛筆で陰を描いたみたいになった!

つぎはFilterを「Intensity」にしてパラメータを弄ると、

全体の色味を柔らかくできました。

まとめ

relaxo
relaxo
色んな方法があるんだな~
D猫さん
D猫さん
そうだよ! BPRフィルターには今回紹介したの以外にもいっぱいあるんだ

フィルターだけでこれだけあります。

relaxo
relaxo
とんでもない量……

Filterの下の「BlenderModes」を開くと、

Photoshopでの描画モードのようなものも弄れるので、組み合わせ無限大です。

relaxo
relaxo
Filter×BlenderModesの掛け算ヤバい……

レンダーセットをカスタムしたい時は、F1からF12のフィルターを開いて確認してみると、どんな効果を使っているのかが分かります。

レンダーセットのフィルターを見ると、構造や効果の意味を理解しやすいです。

D猫さん
D猫さん
でも正直言うと結構大変かなぁ…って思うので、重ねてあるフィルターのトグルボタンを付けたり消したりして、要らない効果を切っていくのが現実的な使い方かと
【ZBrush】レンダーセット74種をぜんぶ試してみた!「ZBrush」の、「レンダーセット74種」を全部試してみました。 ...

今回はpixologic御本家のZClassRoomを参考にしました。

本記事より詳しく解説されていますので是非こちらもオススメです。

relaxo
relaxo
圧倒的に学べる! 

 

■追記(9/2)

自分でBPRフィルターを設定してみました。

お肌の透明感があがる(気がする)ので良かったら使ってみてください。

gumroadで無料配布しています。

https://gumroad.com/l/iWFfC

配布しているBPRフィルターを取りこむ方法についても書いておきます。

Render > BPR Filters を開いて「Load」をクリック。

これで読み込まれます。

Render > BPR RenderPass の「BPR」をクリックしてレンダリングをします。

また影がガッツリ出てしまうのがイヤな場合には、

Render > RenderProperties の中の「shadow」をオフにすれば影がなくなります。

※影がガッツリのっている膝丸君(「shadow」がオン)