どうもこんにちは、relaxo(@relaxo_tbc)です。
ダイナメッシュにするとメッシュとメッシュが融合してガビガビになることってありませんか?
こんな感じに……
折角作りこんだメッシュが台無しになってゲンナリしてしまいます。
本記事はZBrushで「ダイナメッシュをかけるとガビガビになるので綺麗にする方法」についてまとめました。
ガビガビをSmoothGroupsを利用してキレイにする
ダイナメッシュをかけると、指と指の間が融合するせいかガビガビになっています。
SmoothPolish を使ってある程度はキレイになりますが……
SmoothPolish を使っても取れないようなガビガビもあります。
そこで
SmoothGroups をつかってポリグループの境い目をなぞっていくと、ガタガタしたメッシュが整理整頓されます。
キレイになりました!
ただポリグループの境界線がピシピシっとなっているのが嫌だったので、普通のSmoothに戻して境い目をならしました。
ポリグループ分けされているメッシュとメッシュに、スムースブラシをかける場合には便利なテクニックです!
ガビガビが起こる理論:メッシュのサイズと解像度の関係性
そう考えていたら、解答にたどり着きました。
#AskZBrush - 「ダイナメッシュで生成されるメッシュの解像度が低い。なぜ?」
Pixologic様が出されている動画がとても参考になりました。
まず元々の手の頂点数は140万あります。
Geometry > Dynamesh の解像度を504でかけると、頂点数は5120まで減ってしまっています。
今度は少しあげて解像度を2000にすると、頂点数は10576とまだまだ少ないです。
そこで解像度をマックスの4096にすると、頂点数は42929と増えましたが、元々の頂点数には遠く及びません。
解像度をあげても頂点数がかなり減少しています。
そのためディテールが保たれないうえに、ガビガビしてしまいます。
・Dynameshの解像度
・モデルのスケール
この2点にダイナメッシュの結果は左右されるとのことでした。
ちなみに、「ZBrushはモデルのスケールXYZが2であることを好む」という重大情報が動画で紹介されていました。
つまり
Geometry > Size のXYZが2であれば、ZBrush自体は嬉しいとのことなので、
現在は「0.08159」なのを
「2」に変更します。
スケールを「2」にしてから、Dynamesh の解像度を128でかけてみると……
4096でかけたものよりキレイなダイナメッシュの結果が得られました。頂点数は248万もあります。
そのうえ頂点数は248万と、元々の頂点数が140万なので増えています。
まとめると
ということですね。
ダイナメッシュをかけると頂点数が少なくなる→ディテールが保持されない
という場合には、
スケールのサイズを大きくしてからダイナメッシュをかければ、頂点数が減少しないのでディテールが保持される→ガビガビが起きづらい
ディテールが保持されるとガビガビも起きづらくなると思うのです。
ちなみに
スケールが大きいサイズ+Dynamesh(低解像度)でダイナメッシュをかけると、
やはりガビガビは少量ですが発生しています。
このガビガビはSmoothPolishやらSmoothGroupsでキレイにならない場合もあります。
そんな時は「Pinchブラシ」で指と指の間を寄せると、
こんな感じでキレイになります。
まとめると、
・ダイナメッシュをかける前に、Geometry > Size のXYZを2にすると捗る!
・SmoothPolish、SmoothGroupsはたまたPinchブラシを使ってキレイにしていく
って感じです!