どうもこんにちは、relaxo(@relaxo_tbc)です。
今回は↓の続きになります。
と、いうことでブルーミックスクイックを使って複製用のシリコン型を作っていきたいと思います。
量産にあたっては
①シリコンで複製用の型をつくる
②レジンを流し込んで複製していく
の手順を踏むのですが、今回は①ですね。
ただ「ほ〇く粘土」の匂いが苦手なので、油粘土を使わない方向性を模索していきます。
結論から言うと……今回の結果は「失敗」に終わってしまいました。
失敗してしまった原因なども一緒にお話しできたらと思います。
使うもの
・ブルーミックスクイック200g
・デジタルはかり(同量ずつ混ぜるのであると便利)
・キッチンタイマー(硬化まで60秒なのであると捗る)
・メンターム(離型剤代わり)
・筆(メンタームを塗る用)
・プラ製クリアファイル(平たく伸ばすのに)
メインの材料は「ブルーミックスクイック200g」です。
2種類のシリコンを混ぜ合わせると硬化が始まります。完全に硬化するまでに型取りをすると、複製用の型をつくることができます。
ただブルーミックスクイック200gは硬化が60秒なので、
60秒の間に
①2種類のシリコンをよーく混ぜる
②型取りを行う
と、まあまあ忙しいです。
硬化が早いので離型も15分~30分ほどで完了します。
それから手袋ですが付属の「ポリエチレン製」のものを使いましょう。
ニトリル手袋などのゴム製の手袋を使うと硬化不良を起こします。
ブルーミックスクイックから型をつくる
デジタルはかりを使って同量ずつ取りました。
此処から一気に行きます。
60秒のタイマーをセットしてから、30~40秒でシリコンを混ぜ合わせてから、型を作っていきます。
時間勝負だったため。途中で写真が撮れませんでした(汗
平たく伸ばしたブルーミックスクイックに原型を押し込んでいます。
両面型にする予定なので身体の半分のみを埋めています。
結果です。(念のため半日置いています)
押し込みが足らず首のあたりが再現されていません……
再度チャレンジしました。
今度は上手く行ったようです。混ぜ合わせに慌てて少しマーブルになっています。
裏面をつくるにあたってレジンの通り穴に針金と原型を埋めておきます。
裏面が剥がれるように離型剤としてメンタームをシリコンに塗っています。
ブルーミックスクイックを混ぜ合わせてから押し当てました。
時間勝負のため途中経過の写真は撮れず……
硬化したので外してみました。
押し込みが足らず失敗してしまいました……
お値段がまあまあするし、また失敗するのも嫌だったのでチャレンジはここで打ち止めにしました。
ブルーミックスクイックのメリットとデメリット
今回は失敗してしまいましたが、メリットもあります。
①硬化が早いのですぐに型をつかうことができる
②シリコンを混ぜ合わせるだけなので手間が掛からない
③変な匂いはしない
手早く量産したい場合にはメリットありありです。
あと両面ではなくて片面での型取りだったら、すごく良いかと。単純な造形の小さなパーツの複製には向いています。
それから変な匂いはしません!
この一点はものすごくデカいです。そして粘度埋めの作業をしなくて済むというもう一つのメリットもあります。
小学生の頃から油粘土の匂いが苦手な私としては、ブルーミックスクイックで型取りが出来たら何よりだったんですが……
デメリットとしては、
①値段がお高い
②硬化が早いので不慣れな人間には向いてない
200グラムで2100円なのでバンバン失敗はできないのが痛いですね。
ブルーミックスにはクイック以外の商品もあります。もう少し硬化が遅いタイプのものなら、
「混ぜ合わせ⇒型取り」に慌てずに済んだかもしれません。
まとめると、
ブルーミックスクイックは粘土を使わないで型取りができるし、硬化が早いのですぐに型取りをしたい場合にはオススメだけど……硬化が早い故に失敗も多い!
と、いうところです。
不器用人間の複製型の道のりはまだ遠い……